どうもこんにちは。おたゆです。
最新記事までの旅のルートはこちら。
ハイデラバードで友人と再会し、きれいサッパリ散髪も済ませたということで次の都市へ。
※美容室「SONY」での散髪後、あまりにシャレオツすぎる髪型になったので、まったく美容師ではない友人に切り直してもらいました。
ハイデラバード、そしてインドでの散髪についてはこちら。
ハイデラバードを出て向かった先は、インドの聖地とも呼ばれている都市「バラナシ」。
バラナシといえば、沐浴。
沐浴といえば、ガンジス川。
ガンジス川といえば、病気。
ということで、今回はバラナシとガンジス川について。
※ちなみにこの記事は、GMOペパボ ディレクター Advent Calendar 2019 12/2のエントリです。
ペパボのディレクターのみなさんが本当に素敵な記事ばかり書くので、こんなにくだらない記事を書くのがホントに恥ずかしい。穴があったら入りたい。いや、川があったら入りたい、、、。
バラナシとは?
バラナシ(Varanasi)はインドの北部、ウッタル・プラデーシュ州に位置する都市です。「ワーラーナシー」、「ヴァーラーナスィー」などと表記されるほか、かつて日本では「ベナレス」とも呼ばれていたんだとか。
そんなバラナシはヒンドゥー教の一大聖地であり、インド国内外から多くの信者が訪れるため、インドの人々にとって重要な都市とされています。
バラナシへのアクセス
日本からバラナシ行く場合はデリー経由で行く人が多いようですが、このとき僕は南インドの「ハイデラバード」という都市にいたため列車を使って向かいました。
インドの列車は1A>2A>3A>SLといくつかのランク別れています。
ランクによって冷房がついていたり、寝具がついていたり、仕切りカーテンがついていたりと、いろいろ。
何よりも客層に違いがあり、下のランクになればなるほど盗難発生率もグングン上がっていく感じです。
ということで、今回僕が乗ったのは、
安い・暑い・汚い
の三拍子が揃った「SLクラス」。列車の中身はこんな感じ。
インドでの列車移動は全てこのSLを利用していましたが、慣れれば最高に快適。
と言いたいところですが、この日は見事に座席がダブルブッキング。
話し合いの結果、コワモテのお兄さんが座席の右半分、僕が左半分を使って仲良く寝ることに。
上の写真はお兄さんがトイレに行き、広々と使えた至福のひと時に撮ったものです。
一人分の席に一人で座れるありがたみをヒシヒシと感じました。
おまけに通常なら24時間もあれば辿り着く距離だったんですが、この日は見事に遅延。
結局、28時間くらいかかりました。溢れ出るインド感。最高。
バラナシの第一印象
さてさて、長旅の末に辿り着いたバラナシ。
この街の第一印象は、、、
う〇こ。
う○こ。
とにかくう〇こ。
ウシもイヌもヤギも自由に歩き回っているバラナシは。
間違いなく道端にう〇こ落ちてる率No.1の街です。
う〇こに注意しながら歩く→目の前に牛が現れる→避ける→う〇こ
このパターン、定石です。
これからバラナシ行くみなさん、気をつけてください。
バラナシの見どころ
火葬場
インドの聖地と呼ばれるバラナシで、一番の見どころは「火葬場」。
この日もたくさんの方々に見守られながら火葬が行われていました。
子供たちが遊んでるすぐ隣で普通に火葬が行われているのは、なんだか不思議な光景でした。
また、これはインド人から聞いた話ですが、バラナシで火葬されることは非常に光栄なことなんだとか。
というのも、身分の低い人は火葬すらしてもらえず、そのままガンジス川に流されてしまうそうです。日本では想像できない世界ですね。
プージャー
そして、バラナシのもう一つの見どころが「プージャー」と呼ばれる礼拝。
夜にガンジス川で行われる礼拝で、独特な音楽と火を使った踊りは、まさに幻想的なものでした。
この日も大勢の人で賑わっていました! 正直なところ、プージャーは観光客が多めな印象もありましたが、 たしかにこれは一見の価値アリです。
ガンジス川で沐浴するということ
火葬場もプージャーもホントに独特な雰囲気で、感動的かつ刺激的でした。
しかし、バラナシには忘れていけない、もっと刺激的なイベントがあります。
それは、、、
ガンジス川での沐浴です。
インド人は誰もがガンジス川で沐浴します。
というのも、この川で沐浴すると罪が洗い流されるんだとか。最高ですね。
しかし、このガンジス川。
なかなかデンジャラスな川なんです。
どれくらいデンジャラスかというと、、、
- 街中の下水はそのままガンジス川へ
- 工場排水はそのままガンジス川へ
- 火葬場の遺灰はそのままガンジス川へ
- 動物の死体はそのままガンジス川へ
- インド人の死体はそのままガンジス川へ
といった具合で、とりあえずガンジス川に流しとけばOK!って感じです。
おかげさまで、免疫のない人がガンジス川で沐浴すると、穴という穴から菌が侵入し、最悪、死に至るんだとか。
毛穴からも侵入するらしく、足だけでアウトだったという方の話も聞きました。
僕がインドに入国してから、バラナシに辿り着くまでに出会った日本人の方々に話を聞いても、見事4人中4人が下痢と発熱に襲われていました。
誰もが、体に異変が起こってから沐浴したことを後悔するそうです。
ちなみに「ガンジス河でバタフライ」という映画で、
あの長澤まさみさんもガンジス川を泳いだそうなんですが、、、
見事、1週間入院されたという噂です。
病気になるとわかっていながら、ガンジス川に入っちゃうみなさんのメンタルはマジでリスペクトしてます。
マジでリスペクトしてるんですが、、、
正直、こんな川で沐浴しようと思う日本人はバカだと思います。
だって、
「日本人がガンジス川で沐浴する」=「自分から病気になりにいく」
みたいなもんですよ?
申し訳ないですけど、ホントにバカだと思います。
おまけに、僕はインド以降もまだまだ旅が続く予定。
ここで体を壊すわけにはいきません。
「絶対にガンジス川で沐浴しない。」
と心に強く誓っていたのですが、、、、
ふと、沐浴している人々を見て、思いました。
「あ、沐浴したいな」って。
思い立ったら即行動。
その辺にいたインド人のオッチャンにケータイを預け、(←今思うとこれ絶対ダメです)
パンツ一丁になって、(←沐浴する気がなくて着替え持ってなかった)
体の穴という穴を引き締めて、(←穴から菌入っちゃいますからね!)
頭までザブン。
超きもちいいいぃぃーーーー!!!!!
とは全くなりませんでしたが、別の意味で清々しい気分になりました。
インドに勝ったような。この世から怖いものがなくなったような。
まあ一言でいうと、早くシャワー浴びたい気分でした。
まとめ
そんなこんなでインドの聖地「バラナシ」を満喫したので、ガンジス川に浸かったパンツとお別れし、次の都市へ向かいました。
正直、ガンジス川で沐浴してから、「マジで病気になるんじゃないか?」としばらく恐れていましたが、さっぱり病気にならずにすみました!
考えられる要因は3つ。
①幼少期から北海道で牛のフンに囲まれてきたため
お父さん、お母さん牛小屋で育ててくれてありがとう。
②大学時代に体を鍛えていたため
「筋トレが最強のソリューションである」って最近ブームですよね?まさにあれですね。読んだことないけど。
③運がよかった
間違いなくコレです。
ということで、最悪死に至ることもあるのでガンジス川での沐浴はあまりオススメしませんが、バラナシは本当に魅力的な街です。
これほどまでに「生と死」が隣り合っている街は希少だと思います。
みなさんも日本では味わえない世界に訪れてみてはいかがでしょうか?
それではまた!